加藤アカツキ:ザンゾウアパートメント201号

第六回「営業その2」

今日も今日とてこんにちわ。加藤アカツキです、皆さん乗ってますか?

近頃は涼しくなってきて、自転車に乗るには良い季節です。 その分寒暖差も激しいので、風邪など引かぬよう、皆さんもお気をつけ下さいね。

今回は前回に引き続き、営業について語らせていただこうと思います。

前回は“持ち込み”について触れましたが、それでは他にどんな営業の方法があるでしょう?  まぁ人に作品を見てもらうこと、すなわちそれ全て営業、と言うだけは簡単ですが、なかなか自分の作品をたくさんの人に見てもらうことは難しいですよね?

そこでまず考えられるのは個人のサイトを持つことです。

これを見ている皆さんはもうネット環境は整っていることだと思いますが、もはやネットが無いことには満足な営業もできない時代となってまいりました。 例えば買い物をするときなど、近頃では事前に色々なお店をホームページで調べたりしますよね?

それと同じことで、仕事を発注しようと思っているクライアントさんも、まずはホームページを見て、その絵描きさんのことを調べることが多いようです。 逆に、我々も仕事を発注してくださったクライアントさんのことを調べたりもします。

また、僕も日ごろ色々な方とお知り合いになる機会が多いのですが、そのときはたまたま作品集を持っていなくとも、名刺一枚を渡しておけば、後々作品を見ていただくことができるのです。出先にパソコンがあれば、その場でホームページを覗いていただくことも可能です。

homepage

ギャラリーページを設置しておけば、作品集を作って持ち込みに行かずとも、たくさんの作品を見ていただくことができます。サーバーの要領さえ越えなければ、それこそ何枚でも、どんな巨大なサイズのものでも、イラストを見ていただけるのです。

プロフィールや日記からは人となりが表れますし、ある程度プライベートの情報を公開することで、クライアントさんとの話のきっかけにもなります。

そして何より大事なのは、自分の連絡先を伝えることができる点だと思います。 作品を見てもらい、仕事を発注したいと思っていただいても、連絡先が分からなければ当然依頼はできませんからね。 ホームページを持っていれば、メールアドレスなどを表記して、「仕事募集してますと」一言添えておけば良いのです。 時には作品を見ていただいたファンの方から応援のメールを頂いたりすることもあって、このときはやはりクリエイター冥利に尽きますね。

そしてホームページは運営にほとんどコストがかからないのも良いところです。

設営にある程度の手間はかかりますが、一度形を作ってしまえば基本的にはそれで終わりです。 あとは適度に日記やギャラリーを更新して、来てくれるお客さんを飽きさせないような工夫をしておきましょう。 作品集を持ってあちこち持ち込みに回るのに比べれば、時間的、金銭的コストは遥かに少なく、かつ効率的です。

ちなみに下記リンクから僕のホームページに飛べるので、参考程度に覗いてみてくださいね。

⇒残像アパートメント (http://www.k3.dion.ne.jp/~zanzo/)

他にも多くの絵描きさんがサイトの運営をしているので、色々参考になると思います。 まずは何を伝えたいかを明確にして、コンテンツやデザインを考えてみましょう。

ホームページ作成については各種ソフトや書籍が出ています。

ちなみに僕が使っているのはIBMのホームページビルダーV9、今ではもっと新しいバージョンが出ているようですね。

僕は専門的な知識はほとんど無いのですが、割と簡単でした。 これからサイトの運営を考えている方は、是非挑戦してみてくださいね。

それでは次回があったらまたお会いしましょう。

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加藤アカツキ(かとう あかつき)
加藤アカツキ
静岡県浜松市出身、東京都杉並区在住。
明治大学理工学部にて物理学を学ぶ傍ら、アミューズメントメディア総合学院キャラクターデザイン学科に入学。在学1年目よりフリーランスのイラストレーターとして活動を始める。以後、書籍カバー、キャラクターデザイン等を中心に活躍中。
残像アパートメント(http://www.k3.dion.ne.jp/~zanzo/)
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