■ぷらちなイラストメイキング
■ラフの修正から線画の作成
ふたたびPCに戻って、ラフ案の甘いところ、気になるところを修正します。ここで、絵全体の流れを見ながら構図やデザインを完成形に近づけていきます。完成したラフをトレスして、線画を作成します。ここでは、あまり細かい線まで描き込むことはしないで、重要な線だけを拾うようにします。トレスした主線はほぼクリンナップする必要はありませんが、必要な場合はPainterの鉛筆ツールをカスタマイズしたものを使って行います。
■下塗り
キャラクターの髪、肌、服といったパーツごとに色を塗り分けていきます。それぞれレイヤーを分けて作業をすると便利ですが、あまりレイヤーを増やしすぎても大変なので、最低限にとどめています。そのかわり、塗り始める前に各キャラクターのシルエットの選択範囲(アルファチャンネル)を作っておくと作業が楽になります。
■塗り
下塗りが終わったら、いよいよ本格的な塗りの作業に入ります。まず、肌の部分から塗っていきますが、その後につづく部分の基準にするつもりで、光源の位置などをしっかりと考えながら色を置いていきます。色を塗るのに使うツールはPhotoshopかPainterを作品によって使い分けていますが、Photoshopではブラシツール(ぼかし無しの丸ブラシ)を透明度・サイズの筆圧感知ありで、Painterでは鉛筆、色鉛筆、オイルパステル、油彩、アーティストオイルといったバリアントを自分なりにカスタムしたものを使っています。
Photoshopのパレットには、よく使う肌色などを登録してありますが、R:250~260 G:250~260 B:220~230くらいの肌色を好んでベースに使うことが多いです。
肌色部分を塗り終わったら、そのトーンやコントラストを基準にして全体を、大きなパーツから小さなパーツの順番で塗っていきます。